東大合格者が実践する “攻めの暗記術” ――睡眠 × 音読 × イメージで記憶をロックする
1 就寝前 30 分の「仕込み」と翌朝 10 分の「仕上げ」
| ステップ | ねらい | ポイント |
|---|---|---|
| ① 寝る前 20〜30 分で新規暗記 | 海馬に記憶を渡す “仕込み” | リラックスしながら 音読＋書き取り 20 秒で1語を凝視して「覚えた」と宣言 |
| ② 起床後 10〜20 分で確認 | 一晩で整理された情報を定着 | 前夜カードをめくるだけ。思い出せなければ即チェック |
効果の理由
- 睡眠中、海馬が情報を “長期記憶フォルダ” へ仕分け
- 朝一番に呼び出すと「大事なデータだ」と脳が再認識
2 20 秒ルール：凝視＋自己暗示で入力を高速化
- 単語・公式を 20 秒間だけ全神経で見る
- 目を閉じ、鮮明に再生できたら OK
- 同じ方法で 1 セット 10 個まで
15 秒派・30 秒派でも可。自分に合う秒数を決める
3 “忘却曲線” 逆利用 7 回スケジュール
| 回数 | タイミング | 形式 |
|---|---|---|
| 1 | 就寝前 | 集中暗記 |
| 2 | 翌朝（4-8h 後） | 確認テスト |
| 3 | 2日後 | 再テスト |
| 4 | 3日後 | 細部チェック |
| 5 | 1週間後（日曜） | まとめ復習 |
| 6 | 2週間後 | 再まとめ |
| 7 | 1か月後 | 月末総復習 |
これで海馬が「重要」と判断し、大脳皮質に永久保存。
4 五感と感情をフル活用
| テクニック | 具体例 |
|---|---|
| 音読＋筆写 | 英単語を声に出しながらノートに 3 回 |
| 楽しいイメージ付け | 三角比 → 遊園地の観覧車を想像 |
| “痛い”・“怖い”イメージで刻印 | 年号をホラー映画のシーンに結び付け |
楽しい記憶は “6” 、辛い記憶でも “3” 、無感情は “1” の残存率（名大調査）。
感情を絡めるほど忘れにくい。
5 暗記効率を底上げする環境づくり
- 深呼吸→脳へ酸素チャージ
- 机上を整理して刺激を一点に集中
- スマホは機内モードで視覚ノイズをカット
6 今日から実践チェックリスト
- 寝る前の 暗記タイム 30 分 をカレンダー固定
- 20 秒ルールで10語テスト
- 明日の朝、起床後 10 分レビューをセット
- 1週間後の日曜を復習デーにマーク
学習計画にこの“攻めの暗記術”を組み込めば、インプットは高速化し、アウトプットは即応性が増します。 覚える量より 覚えた後の呼び出しやすさ を高め、東大本番で「考える」時間を最大化しましょう。
